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DX推進方針・戦略

Digital Transformation Policy & Strategy

SUMOTORI Japan株式会社

国境や言語の壁を越え、日本の良質な中古車市場と世界の需要を、
デジタル基盤「YOKOZUNA」でダイレクトにつなぎ、グローバル取引の標準を創ります。

1. DX推進方針

世界的な日本中古車需要の高まりに対し、海外の中小バイヤーや現地ディーラーは、「日本国内のオークション会員資格・拠点の不在」「日本語の壁」「複雑な貿易実務・為替・配送の不透明性」という高い参入障壁に直面しています。
当社は、単なる「中古車輸出業者」から脱却し、独自開発した統合プラットフォームおよび日本側オペレーションシステムを核とする「A to B to C型デジタル貿易プラットフォーム企業」への変革を目指します。
AI・API連携・データ解析技術を駆使し、オークション情報、AIシート翻訳、価格予測、物流追跡、現地決済までを単一基盤で接続することで、海外ディーラーが日本に拠点を置かずとも、即座に日本車の調達・販売ビジネスを展開できる「新たな中古車取引エコシステム」を創出します。
また、書類読み取りや貿易実務の自動化・データ連携を進めることで、業務負荷の大幅な削減とミスの撲滅を実現し、少数精鋭でありながら世界各国の事業者と強固につながる「デジタル貿易プラットフォーム企業」としての価値を創造してまいります。
本DX推進方針および戦略は、代表取締役、役員および各部門責任者で構成される当社の最高意思決定機関「経営会議」における審議・承認を経て決定しています。

2. 具体的なDX戦略

2-1. 「A to B to C統合プラットフォーム」による市場開拓と競争優位の確立

• オークション会場とのAPI連携および過去データ解析により、過去3か月の販売統計に基づく「予測落札価格」や、関税・物流費を含む「総手元コスト(Landed Cost)」を瞬時に自動算出する機能を海外ディーラーに提供します。
• 高度な「AIオークションシート翻訳」により、手書き・専門用語を含む車両状態を10秒で多言語化し、査定の不透明性を解消します。
• 海外ディーラー向けにホワイトレーベル機能(Client Calculator / Mobile App)を提供し、各社が自社ブランドとしてエンド顧客に検索・見積・オンライン契約・配送追跡サービスを提供できるようにします。これにより、海外顧客の囲い込みと強力な競争優位性を構築します。

2-2. ドキュメントオートメーションとデータ共有基盤の構築

• 仕入から書類発行、検査、港湾搬入、船積みまでの全工程を追跡(Tracking)するクラウド基盤を整備し、国別・取引先別に分散していた貿易実務データを一元化します。
• 海外経理データと国内経理データの自動変換・自動翻訳を推進し、データ連携による手作業の徹底排除を実現します。

2-3. DX推進体制とIT人材の確保・組織風土の醸成

• 全従業員に生成AIアカウントおよび社内DXソフトのアカウントを付与し、業務プロセスの変革アイデアを継続的に実行・改善する組織風土を構築します。
• 粗利益額の10%をDX・IT投資予算として恒常的に確保し、外部の高度IT人材や専門エンジニアの常駐化を進めます

2-4. 事業ドメインの再定義と既存システムの刷新

• 「単なる中古車輸出業」から「IT・データ駆動型グローバル取引インフラ企業」へと事業ドメインを再定義します。
• レガシーシステムやExcel主体の手動管理を完全に排除し、クラウド統合基盤へ移行します。

3. DX推進体制・人材育成

代表取締役(DX推進責任者)が直轄する「DXプラットフォーム推進室」を設置し、自社システム「YOKOZUNA」「SUMOTORI」の開発・運用およびパートナー連携を主導しています。
人材育成面では、自社輸出管理システムおよびAIツールの全社ワークショップを定期開催するとともに、全スタッフのITリテラシー向上および資格取得支援を人事評価制度と連動させ、全社一丸となってDXを進める体制を構築しています。

DX推進体制図

4. IT環境整備・システム基盤

海外パートナーや物流拠点とリアルタイムでデータを連携するため、全社員へのセキュア端末(スマートフォン・ノートPC)の支給およびクラウド型ゼロトラストネットワーク基盤を整備しています。
オークションAPI、AI翻訳エンジン、メッセージング通知(Telegram / WhatsApp等)を統合したスケーラブルなAPI・クラウド基盤を導入し、レガシー化を防ぐためのシステム評価・継続更新プロセスを確立しています。

5. DX戦略のKPI

当社は、統合プラットフォーム「YOKOZUNA」および自社輸出管理システム「MY SUMOTORI」の導入・活用を通じた事業モデル変革の進捗および成果を測定するため、以下の重要業績評価指標(KPI)を設定し、達成状況を定期的に評価・公表します。

KPI目標内容
「YOKOZUNA」による中古車輸出取引のプラットフォーム完結率95%「YOKOZUNA」による中古車輸出取引のプラットフォーム完結率 95% イレギュラー対応および特殊なVIP対応を除くすべての中古車輸出取引(検索、査定・AI翻訳、落札、見積、オンライン契約、決済、配送追跡)を「YOKOZUNA」上で完結させ、従来の個別・アナログな商談プロセスから脱却し、取引スピードを大幅に向上します。
「MY SUMOTORI」による手書き書類データ化および貿易書類の自動生成率95%
(2030年目標)
現状80%を達成している手書きオークションシートや公的貿易書類の自動読み取り・データ生成率を、AI-OCR機能の精度向上およびAPI連携の強化により2030年までに95%へ引き上げ、手作業によるミスやタイムラグを極小化します。
IT・DX投資比率粗利益額の10%
(継続確保)
システム基盤の維持、セキュリティ向上、高度AIツールの実装を継続するため、粗利益額の10%を恒常的にDX投資枠として確保・執行します。

6. 代表メッセージ / DXビジョン

「国境や言語の壁を越え、日本の良質な中古車市場と世界の需要をデジタル基盤『YOKOZUNA』でダイレクトにつなぎ、グローバル取引の標準となることを目指します。」

代表取締役社長 Vitalii Verkeenko

当社は、DX戦略の進捗状況およびAI活用の成果を、ステークホルダーの皆様に定期的に公表してまいります。

7. DX推進指標による現状把握

代表取締役の主導のもと、「DX推進指標」を用いて当社情報システムおよびDX推進上の課題把握を実施し、その結果をIPAの入力サイトより提出しています。

8. サイバーセキュリティ

当社は、SECURITY ACTION制度に基づく自己宣言(二つ星)を行い、情報資産を安全に管理するための基本方針および具体的な対策を策定し、継続的に実施しています。


掲載情報更新日:2026年8月(予定)